GLC3年生を対象とした、キャリア研修講座(第3回)を実施しました。市原中央高校 Global Leader Courseでは、SDGsに基づく先進的な授業内容に加えて、国際ロータリークラブが提唱するインターアクトクラブを設置し、多くの生徒がユニセフ募金などを通して、貧困や紛争、環境汚染などについて解決に向けた貢献をしています。今回は、DNP 大日本印刷株式会社及びユニセフハウスを訪問の機会をいただき、これまでの学習と活動の総括として、多様な世界の現状をより深く知るための1日研修を実施しました。JR市ヶ谷駅に集合後、DNP 大日本印刷株式会社「市谷の杜 本と活字館」へ移動をしました。こちらでは、印刷の原点である活版印刷と本づくりをテーマとして、文字の原図から活字の「母型」を彫り、鋳造し、活字を拾って版を組み、印刷・製本するまでの一連の設備や作業をみながら、詳しい解説をいただきました。その後、「DNPプラザ」を訪問し、DNP 大日本印刷株式会社が取り扱う様々な業務と新たな取り組みについての説明を受けました。午後には、品川にあるユニセフハウスを訪問しました。ユニセフハウスは、日本ユニセフ協会が運営する、世界の子どもたちの現状を学ぶことができる展示施設です。ユニセフの活動や世界の子どもたちの生活を伝え、支援者や国際協力に関わる人、そして子どもたちの学習の場として利用されています。紛争地や貧困地域の子供たちが直面している課題を資料を目の当たりにし、GLCの日頃の学習とのつながりについて、改めて認識する機会となりました。また、インターアクトクラブから「ミャンマー地震緊急募金」として、9,000円を日本ユニセフ協会に寄付をさせていただきました。世界・社会と関わる経験、その中で課題と向き合い解決すること、多様な人々との関係を作っていくことを通して、自分の強み・得意を知ること。自分の人生を切り拓いていく力を培うきっかけとなるキャリア研修となりました。