2020年07月
熊本国府高校インターアクトクラブ に向けて
外貨募金活動を実施
インターアクトクラブ が、外貨募金活動を7月13日(月)~7月25日(金)の期間で実施しています。
以下は、全校生徒に向けて発信されたメッセージです。
「みなさんは外貨を持っていますか?もし使わない外貨をお持ちならばその外貨でコロナによって苦しんでいる貧しい人々を救いませんか?現在、世界中のあらゆる国がCOVID-19と闘っています。世界全体の感染者数は、1,000万人を上回ってしまいました。感染予防策はどの国でもソーシャルディスタンスやマスク、石鹸による手洗いや消毒が必要不可欠です。残念ながら、このような感染予防策を取れる度合いは、国や地域により大きな差があります。たとえば、難民キャンプなどでソーシャルディスタンスを取ることは難しく、いったんウイルスが入り込めば、瞬く間に感染が広がる可能性があります。また、人口の40%にあたる30億人は、自宅で手洗いをすることができず、世界の学校の47%には手洗い設備がありません。予防接種が中断し、子どもたちが別の病気の危険にさらされることも増え、減少を続けてきた5歳未満児死亡率が、上昇に転じるのではないかと危惧されています。休校により学習だけではなく、給食も得ることが難しい状況です。日々の食事を給食に頼っている子どもは3億6850万人にのぼるとされ、栄養不良の蔓延も危ぶまれています。子供だけでなく家族を養う大人にも影響を及ぼしています。自粛により仕事できる機会が減りさらに貧しくなってしまっています。また、日本同様、経済活動が止まったことの影響は大きく、児童労働に従事せざるを得なくなる子どもが増えると見込まれ、最貧困層の子どもたちに壊滅的な影響を与えかねないと、ユニセフは対策に奔走しています。そして、ユニセフでそのような人々を救うために外貨募金という活動を行っています。私たちインターアクトクラブでもこの活動に参加したいと思います。外貨を持っている方もし良ければ募金にご協力よろしくお願いします。」
フェアトレードについて考える
インターアクトクラブ の新入生募集活動の一環として、映画上映会が行われました。エチオピアでのコーヒー生産農家の地位向上のために活動するタデッセ・メスケラに焦点を当て、世界経済・貿易の不均衡と搾取の実情をレポートした、2006年に公開された英米合作のドキュメンタリー映画の「おいしいコーヒーの真実」です。全世界で1日20億杯飲まれると言われるコーヒーは、石油に続く取引規模の国際商品とされ、その膨大な市場規模に対して、コーヒー農家に支払われる対価は低い状況が続いていると言われます。コーヒーが好きな生徒も、嫌いな生徒も、コーヒーが出来るまでのことをあまり深く考えたことがなく、フェアトレードについて学ぶ機会にもなったようです。生産者のことを知る大切さ、消費することを改めて考える映画だったとの感想がありました。一人でも多く、グローバルな視点に立って、物事を考え、行動できる仲間が増えることを期待しています。
Bloomberg社とのオンラインキャリア研修を実施
毎年実施をしている、Bloomberg社を訪問してのキャリア研修ですが、本年度は新型コロナウイルス感染予防対策のため、残念ながら実施することができません。そこで、本年度はZoomを用いて、1対1のオンラインによるキャリア研修(メンタリング)を2・3年生の希望者17名を対象に実施しました。事前にBloomberg社の社員さんに提出した、アピールカードの内容を参考に、大学受験や就職についてなど様々なトピックについて、英語や日本語でのメンタリング約1時間にわたって行いました。初めてのオンラインによる企画で、研修がうまく進められるかとても心配でしたが、終了後には「とても楽しかった!」「参考になった!」「またやりたい!」などの意見がたくさんあがるほど、大成功となりました。研修の最後には、GLC3年生の郷家さんが参加生徒を代表して、英語でお礼の言葉を伝えました。オンラインであっても、「人との繋がり」を感じることができる、貴重な機会となりました。今後もGLCでは、オンラインによる様々な研修も計画しています。